憂鬱な気分で、調布駅舎にて各停に取り替えると、今度は30程の女性が大きな口を開け、いびきをかいている。カラダは斜めに傾き、2シートにわたって占領して要る。上一押しすると床に滑り落ちそうな盛況です。

いい階層してみっともないなあ。ていうか、サラリーマンって大してくたびれるのか…

あれから約10階層。心の底からなりたくないと思っていたOLとして、わたしは毎日鉄道に股がる。確かに鬱陶しい時も、くたびれる時もある。だが、学生時代のわたしにはわからなかった魅力も生じる。人間勤務メインと異なり、店のマネーで思い切って営業にチャレンジできる。個人では無理強い会ってくれないような先や省庁のやつと会って受け取れる。一緒に醍醐味も悲しみも共有こなせる仲間が掛かる。営業がきっかけではないとそんなに行かないようなフロア、触れられないようなDBも残る。

随時生ずるのが遅くなるとゾンビのユニットに遭遇するが、毎日ゾンビの部員になるかどうかは自分の人格順序です。

ミッドナイト、同年代のダディー働き手と鉄道で親分の講評で燃える。勿論、会社で自身に直接話すように活動はやる。しかし、できるだけ前向きに話すにはせりふを選ぶ肝要もあるし、言いすぎると嫌われるからぐっとこらえることもある。押さえつけていたせりふが、鉄道の中で貸し出し空気とともに吐露受けるのだ。周りには不自由かもしれないが…

同僚の女性は疲れたのか、大きな口を開けて寝ている。ただ、妻は無駄にだらだら仕事したくないから、会社ではたえず一番ギアです。限られたスパンで生産性を褒めちぎるために、ある程度念頭を全身全霊させて要る妻には、帰りの鉄道が、低いほっとやれるスパンです。たまには寝てしまっても、宜しいじゃないか。周りには不自由かもしれないが…

僕にいうライセンスはないが、世の学徒の皆さんには、鉄道の中で疲れたOLを見たら「この人は会社で頑張っているユーザーですな」と思ってやるようにしてほしい。「OLに憧れを持て」とは言わないから。全身脱毛するならシースリーがおすすめですよ

ユニバーシティ2年生のわたしは、週間に1回か2回、午前のラッシュ時間に多磨霊園から恵比寿まで鉄道に乗って、パート先の翻訳店に通っていた。身動きが取れなくなるほど混んです鉄道にカラダをねじ込み、ウエイトをかけて来る隣席を精一杯乗り物を踏ん張って押し返し、肩と肘を張り自分の余裕を確保する。痴漢と疑われない結果、右はつり革、左側には手提げを持っておくこともキーポイント。新聞紙・書籍なんてもちろん見られない。すし詰めになりながら、押しくら饅頭を繰り返し、ただしげしげと狙うだけのスパンです。「速く目的地についてくれ」と。

恵比寿駅舎に着いても、終わりではない。そう、「去るための闘い」が控えているのだ。見知らぬユーザーには誰も声をかけないコチラ都内でも、こういう一瞬ばかりは違う。「降ります」と、ユーザーをかき分け押しのけ、我先に順路なき順路を進まなければ、立ち去る前にドアが閉まって仕舞う。乗り過ごして遅刻するくらいなら…

安全恵比寿駅舎で下車しターゲットに付くと、今度はターゲットが混んでいる。改札までは自分のペースで歩ければ2取り分もかからない順路を、団子ときのグループの中で2、3倍以上時間をかけてのろのろすすむ。周囲を見ると無表情か、辛みたいに下を向く顔が多い。全くゾンビの行進のようだ。ココマイスターの入荷情報について

やっとこ改札を出ると、今やくたくたです。とてもじゃないが「間もなく営業」という感触ではない。

この人たちは、何が楽しくて月曜から金曜までこれを増やすのだろう。これで、一体全体充実したライフと当てはまるのだろうか?わたしはゾンビの部員なんかにはなりたくない。

ミッドナイト。パートを終えたあと、友達と新宿の安っぽい居酒屋での打ち上げを終えたわたしは、新宿から京王線で戻る。運よく始発の特快に座れた。夕刻だからか、混み具合は午前ほどでも無い。

「奴、ほんとに営業できねえんだよな!」

「こんなやつの下では、働けないっすよ!」

さえないOLが、酔った勢いでするどく吠えておる。大概、この手の筋道の実質は「店舗の相性」「友達・配下へのストレス」「経営者・親分への講評」です。あんた、会社では大した立場じゃないんだろ?ていうか鉄道じゃなくて、会社で自身に直接言ってやれよ。ひときわ、付近が迷惑なんだよ…

そもそも、大して嫌ならやめればいいじゃん。好きでも乏しい営業を毎日して、生産性の弱い不満をいう。この人は何のために動くのだろうか?そこまでして、人類は働かないといけないのだろうか…
ABCクリニックで包茎手術をしました!

雑貨、買わんとこ!と決めてたのに・・・
入場瞬間まで、並んでいたら、間もなく脇が雑貨ストア。
ゲストがずっと買って崩れ落ちるので、甘言に負けてトートバッグと、マグカップを買ってしまいました。

徳永さんが飼っている愛犬の又吉ちゃんだ。
しかし、荷がデカイだ・・・
タテが44で、ヨコが50、下マチが起こる取り分、思った以上に強くて肩に掛けた状況、入れたモノが取りにくいなぁ(汗)
落ち着いたら、マチをほどいて、下をさっと縫い縮めてみようかな^^
生地は思う存分してるので、カメラも入れて、持ち歩きできそうです~

7月10お日様には、神戸インターナショナル会館こっぽい部屋にも、行ってきました^^
兵庫は、中学生から住んでいたポイントなので、いなかでもあり歓喜されていましたね。
次は、8月の週末のグランキューブ大阪。

最終は、11月の都内だ。
行きたいけど、行けない・・・残念です。

蒸し暑い生活が続いていて、インターネットブログアップデートも思いが役に立つ一瞬しか出来ずで・・・いいえ、サボってるのかな^^
スマホで、みなさんのインターネットブログは読んでますが、評論なしですまんね。 ナースフルはこちらから!

ポピュラー詩人の名前の付いた賞を取ったところで、小説と違って詩はてんで売れないこの世の中、異なる。

 その間違った世間で、希望を追い積み重ねる希望原様は素晴らしい。

 ごちそうの副食が「目刺しのみ」でも、誰も希望原様のメリットに気付かなくて「童貞」でも、持病の「系」がだいぶでも、詩を書き積み重ねる希望原様は素敵だ。

 あぁ、だけど、次次……

 希望原様にハピネスが訪れますように。

 みんながきちんと希望原様の良さに気付いて、希望原様が、優しい布団と手厚い彼氏を持てる太陽が来る……

「あ!」

 あった。ビビッ。

 希望原様の流行詩集。

 あぁ、バラック……

 じゃない!

 「ベッド」?

 ひとつ目の詩に、「ベッド」ってキーワードが……

 なんでです?

 何故貧乏な希望原様が、ベッドなんて逸品を所有しているんだ。

 バラックに、ベッドが似合うはずがない。

 太陽に焼けた畳の上に、ベッドなんて置いたらいけないんだ。

 ありゃ?

 「スリッパ」?

 だから畳にスリッパはタブーだって。

 畳が余計にすり切れ……

 おや! コンクリートが……

 「打ちっぱなし」?

 「バカラガラス」?

 「ゴディバのチョコ」?

 「風呂部屋」ーーーーー!?

 なぜ希望原様のマイホームに銭湯があるんだ。

 しかも「風呂部屋」なんて、Englishで書いてあるんだ。

 あー、それに……

 なんてことだ。

 「茉莉」に「エンゲージリング」

 希望原様に、彼氏なんてできたらいけないんだ。

 希望原様は、貧乏なままのほうがいいんだ。

 そのほうが、いい詩が記せるに決まっているんだから。

「うー、うー、うー……」

 あー……

 いかんせん。

 こういうニュース、わたしの汗と涙と、つばで、もう一品にならない。

 買わないと。

 だけど、買いたくない。

 いかんせん。

 この先……

 いかんせん。

 取り敢えず明るく生きて来れたのは、希望原様がいたからだった。

 それなのに……

 それなのに……

 希望原様は裏切った。

 自分に光明をもたせておいて、裏切った。

 自分は既に……

 タブーかもしれない。

 今や……

 安全じゃ、弱いかもしれない。

 こういうニュースは、買わずに帰ろう。

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ここはわたしの元バイトポイント。ここでは店長に見つからないみたい、細心の注意が必要です。

 まずはレジを確認する。

 レジに立っているのは、自分がバイトしていた辺りからいた女子大生の稲垣様と、それから知らない旦那。

 どうもレジに店長はいないようだ。

 稲垣様はカレッジの講話が終わった夕暮れからが仕事で、自分は夕方までが仕事だった。だから彼氏とは、お辞儀しか交わしたことがない。

 自分が三か月前にぶらりとバイトを辞めてしまった所作なんて、彼氏は何とも思っていないだろう。

 次に店内を確認する。

 ……うー、お断りなぁ。恐いなぁ。

 見回して、店長を見つけてしまったらお断りなぁ。

 そう! 下を向いて、早足で目的の地方まで行ってしまおう。

 新刊が平積みになっている棚の隣を早足で路地すぎ、戯画の棚を迂回して……

 次に待つのは最高難問、文芸書先

 文芸書先は、店長の個々だった。だから、デリカシー取り出しやストック認証のために店長はそれほどそこにいた。

 ここを通り過ぎればフィールドの……

「森様。今日は販売はお休日ですか」

「……」

 わたしの心中より、三十センチくらい上のところから主張がした。けじめの無い話し方に聞き覚えがあった。

「店長!」

 顔つきをあげた。彼氏のかけている眼鏡に、蛍光明かりの光が反射して……

 うっ、愛らしい。

「あっ、あの、ようこそ。おじゃましてます」

「久方振りですね。販売のクライアントはなめらかですか。たしか、正社員で任務の販売に就かれるとかで辞めたんでしたね。あのときは突然で困りましたよ。うちの店頭は、万層人手不足ですから」

「ごめんなさい……。果たしてごめんなさい」

「いいんですよ。あなたの将来ですから。いつまでもバイトという背景にもいかないでしょう」

「は……い。その通りです」

 ……あぁ、これはもう、ばれて掛かる。

 わたしの言ったことが、バイトを控える口実だったと、店長はわかっているに隔たりない。

「ところで、今日はウィークデイですけど、事務職でもウィークデイは休めるんですか」

「あっ、えっと、今日は大事な限定があって。なんでしたっけ? あれれ? あの……。あぁ! 有給OFF! それをもらって、ここに来たんです」

「そうですか。有給OFFをもらって本屋に来たんですか」

「……」

 ……うー、だめだ。

 逃げたい。

「すまん。自分はこれで」

 これから店長の顔つきは見ない。

 お辞儀をして、手早く立ち去ろう。

「森様」

「ええ」

 振り返った。

 また店長の顔つきを見てしまった。ひげ脱毛はメンズTBCがおすすめですよ!

「森様、あなたは正に接客業務には向いていませんね。事務職の販売に就けてよかったですね。がんばって下さい」

 店長は、ニュースを有するとおり、レジのクライアントへ歩いて行った。

 そして、レジにいた稲垣様と面白く談笑。

 「再び、店長ったら」という稲垣様の主張が、ここまで聞こえてくる。

 ……どう難しいんだろう。

 自分も、稲垣様や、戯画喫茶の山口様みたく、顧客と賢く話せたら。

 あぁ……

 涙したい。

 主張をあげてわめきたい。

 だけど泣く必要はない。

 自分には、希望原翼様がいらっしゃるじゃないか。

 これまでだって、香ばしいときは常に希望原様の詩集を読んで、乗り切ってきた。

 今日はスタンバイに待った希望原様の新しい詩集の売り出し太陽です。

 そういう太陽でもければ、ここには来なかった。

 この辺りで、誰でも一度は名を聞いたことがあるようなポピュラー詩人以外の詩集をあるおっきい本屋は、ココくらいしか乏しい。

 列車に乗って東京に出れば著しい本屋はたくさんある。だけどニートの自分には、往復千円傍らもかかる列車賃はかなりの重荷です。

 素早く詩集の先に行って……

 また店長に声をかけられる前に、希望原様の詩集を買って帰ろう。

 店頭の深層、詩集の先に来た。

 自分はここでバイトしていた辺り、ニュースの組合せをするふりをして、しばしば詩集の先にいた。

 詩集の先で何をしていたかというと……

 撫でていた。

 希望原様の詩集を撫でていた。

 これまで出版された希望原様の詩集は三冊。三冊とも、帯には昔の若くして死んだポピュラー詩人の名が書かれている。

 希望原様が、その詩人の名前の付いた賞を処女詩集で受賞したからです。

 これは短大二層で取り入れ没頭をしていた辺り。必ず相談トライに落ちて、何冊視線かの相談対策ニュースを貰うために寄った本屋で、偶発希望原様の詩集と出会った。それ以来、希望原様を慕うようになった。

 希望原様の詩集は三冊とも買って、マイホームの本棚に並べて残る。

 今日からそれが四冊に変わる。

 ……あぁ、ドキドキする。

 今度の詩集にも、あのマイホームは顕れるだろうか。

 あの……

 「バラック」は!?

 「赤いトタン屋根」や、「雨ざらしの物干し竿」も、顕れるだろうか。

 それに、「日焼けした畳」の上の「万年床」も。包茎手術はどれくらい費用がかかるのかはここから

三メートルくらい先のエリア。エッチな絵本がたくさん並んでいる先の前に始終立っていた学徒衣類の男子。彼氏が人泣かせに置いていたリュックの中に、最初冊の絵本を詰めておる。

 え!? そんな堂々と……

 リュックに押し込んでいらっしゃる。

 あ! チャックを閉めた。

 万引き?

 でももしや、リュックに入れて持ち帰れるかどうにか、確かめてるだけかもしれない。

 確かめた残りに……

 あぁ……レジを素通りして行った。

 ……

 そうか! トートバックの中に入れて、店頭を出てしまえばいいんだ。

 肩から下げていたトートバックの中に、希望原様の詩集を入れた。

 レジのフロントを通り過ぎる時、絵本を万引した男子の真似をして、店員を見ずに、堂々フロントだけを見て歩いた。

 本屋を出た。

 ターミナルビルの剥き出しの入口を開けて外に出ると、トートバックの中からニュースを取り出した。

 ターミナルビルのきっかけの前には、たくさんの自転車が停めてあった。

 ……えーい、こんなタイプ!

 その自転車の一部。雨量に濡れた新聞の入った自転車のかごに、希望原様の詩集を入れた。

 決めた!

 自分は今日から、ワルになる。

 たった今まで、まっとうなそれぞれだった。

 だめだけど、まじめに生きてきた。

 駄菓子屋でガム一部盗んですことがなかった。

 それが今では窃盗犯です。

 あんな自分に誰がした?

 そんなふうに! そんな自分にしたのは、希望原翼です!

 ターミナルを挟んで反対側にある、ダイエーに来た。

 希望原様のせいでワルになった自分は、間もなくダイエーでいやに悪いことをやる。

 とはいえ、三千九百円とかの上等製品が並ぶウエア店舗は、ワルになりたての自分にはカバンがつらい。リンリンで脱毛してきました!

ごちそうのオーダーどきを過ぎた時間だというのに、大層混んでいる。

 女子よりも却って、スーツを着たOLらしい妻のほうが多い。駅前だから、仕事帰りによる人が多いのかもしれない。

 中には自分と同い年くらいの顧客が……

 ……うー、正に気が重い。

 悪いことやるのって、酷いなぁ。

 だけど、自分はあげる。

 希望原様にあてつけをしてやると決めたんだ。

 そして、次たまたま希望原様に会うようなことがあったら、言ってあげる。

 「救ってくれるふりをして裏切るなんて、最悪です。わたしの将来、あなたのせいで馬鹿です」と。

 悪いことを始める選択は、もっとついた。

 とにかく菓子パン店舗を探した。

 そこで、ピンクの可愛い蒸しパンを見付けた。

 コイツに決める。

 ……えい!

 自分は、そのピンクの蒸しパンを、袋の上から、人差し指で押してやった。

 職責フィナーレ。

 これで二度と、こういう蒸しパンは一品にならない。適切無休壁です。泥棒と貫く。

 ここはターミナルビルの本屋と違って、私服防護員がある可能性が高い。

 夕暮れの通信局で観たことがある。オーダーをやる場内のふりをした私服防護員が、食事店舗で万引き犯を捕まえてあるシチュエーションを。

 あんな恐れの高い地方で、自分は蒸しパンを、盗まないまでも一品にならなくしてやった。

 これはもう、適切万引きではないか。

 今日二度目の万引き。

 将来二度目の万引き。

「……痛っ」

 顧客がようやっとワルになった楽しみを噛み締めているというのに、おじいさんたら、ぶつかって欠けるでほしい。

 ……って、あれ?

 おじいさん、その蒸しパン……

 だめだよ。

 カゴに入れちゃだめだよ。

 それはこれから、一品じゃないんだから。自分が一品じゃなくしてやったんだから。 おじいさんが買ったら、適切一品に患うでじゃないか。

 待って、おじいさん……

 あぁ……

 おじいさんは、蒸しパンをカゴに入れて、行ってしまった。

 しかも、自分がつぶした蒸しパンの他にも、おんなじピンクの蒸しパンを3つもカゴに入れて、行ってしまった。

 ……ずいぶん好きなんだなぁ、あの蒸しパン。

 ロゼでかわいかったけど、何味覚なんだろう? さすがイチゴ味覚かな?アヤナスが買える店舗を紹介します

蒸しパンを持って、レジに並んだ。

 混んでいるレジに並びながら、考えた。

 もし希望原様に会ったとして、「あなたのせいで万引きしたんだ。将来馬鹿です」と言ったら、希望原様は負い目で悩むだろう。

 だけど、希望原様に将来出会わなかったら?

 彼氏は、痛くも痒くも弱いじゃないか。

 だからぐっと、彼氏の見ていないところで悪いことをするのではなく、確実な方法で彼氏に仕返しをしなければ。

 たまたま自分は、いまや高性能犯行を行える能力を手に入れた。

 そんなふうに! WEBを駆使して……

「先方!」

 ……え?

「そちら! 蒸しパン!」

 考え事をしているうちに、自分がレジを打って貰う番になっていた。

 レジに立って掛かる中年女性が、わたしのことをしかめっ面で見ている。

 自分は急いで蒸しパンを彼氏に引き取りた。

 「いいの? 蒸しパン、ぺっちゃんこに潰れてるけど。まぁ、いいも何も、人々さっきから、自分で蒸しパン握りしめてたんだから。コスト払ってもらわなきゃ、こちらは参るんだけどね」

 見ると、腕の中間の蒸しパンは、自分が指で押しておじいさんが買った蒸しパンよりも、ぺっちゃんこに潰れていた。空気圧で、ビニールの口も空いていた。

 「あっ、あの、きちんと買いますから。いくらですか? あ! 百円ですよね。違うか、支払税金もあった……えっと」

 「百五円だ。その前に、蒸しパンをこちらによこして下さい。バーコードを遠さなきゃならないんで」

 「あー、そっか。すいません。はい、コイツ……あ!!」

 口の空いているクライアントを下に役に立つせいで、ピンクでかわいい蒸しパンは、ぽとりとわたしの人泣かせに落ちた。

 ……あぁ、短く彼氏に仕返し決める。

 あす、自分はまた戯画喫茶に来た。そしてレジはまた山口様。

 似たような通常……

 そんなふうに窺えるだろう。

 でも違う。

 今日は高性能犯行をしに来た。

「いらっしゃいませ。お客席はどうしてなさいますか?」

「高性能犯行を」

「え?」

「あ! 間違えました。違うんです。なんでもないんです」

 山口様は、きょとんとした顔つきでこちらを見ていた。

 かと思ったら……

 盛大な主張をあげて、微笑みだした。

 いかんせん。目の前の山口様は、今日こういう拍子、腹筋に腕を当てて笑い転げて掛かる。

 自分はどういう顔つきをしていたら好ましいんだろう。

「すまん……いてっ、腹部いたっ。あははは。前から思ってたんですけど、森千歳様って、ほんと面白い者ですよね」

「え? なぜわたしの名が聞こえるんですか?」

「わかりますよ、店員ですから。リーダー証明を見れば一目瞭然です」

「あっ、そっか……」

「今日は、何れの客席になさいますか? 端末、苦手じゃなくなったみたいですね」

「あー、よし。少々助かるようになったんで、今日もWEB客席でお願いします」

「ええ、そしたらこれが勘定。森様、前金ですからね」

 個室に入った。

 ……あぁ、戯画喫茶に向かう所作二ヶ月。

 とうとうレジの山口様に名を憶えられてしまった。

 いけない。早くこの状況をノックアウトしないと。誰も彼氏もが、わたしのことをニートで通常戯画喫茶に通っているそれぞれだと知る前に、この状況を変えないと。

 希望原様に仕返ししたところで、わたしの状況が何かなるのだろうか。

 ニートなことに変わりはない。友人も恋人もいないこういう有様は貫く。

 なのに、なんとなく面倒が沸いてきた。

 今まで希望原様の詩集を読んだり撫でたりしていたけど、会いたいなんて一度も思ったことがなかった。

 友人も恋人もほしいなんて本気で思ったことがなかったし、取り入れだって単にしたくなかった。

 何かをしたいと、これほどまでに思ったことはいよいよです。

 そう、仕返しがうまくいけば……

 ますます元気になるかもしれない。エターナルラビリンスの口コミの評判は?